たまねぎに牡蠣殻石灰を撒く
これまで葉が青々していた玉ねぎが5月に入った頃から、葉っぱの色が変わってなんか、元気がない。中生のたまねぎでは収穫前の4月、5月になって、病気などの症状が現れてくることがよくあることらしい。仕事が忙しく少しさぼっていたので急な変化に気づかなかった。マルチの上に落ちた茶色く枯れた葉や、病気になりぶよぶよに腐れた葉などを一通り除去した後、べと病の拡大が一番懸念されるので、カビが嫌いなアルカリ性分、殺菌効果のある牡蠣殻の有機石灰を撒いた。他に2、3株だけど、葉が波打っていたので調べると肥料過多あるいはアブラムシを媒介としたウィルスが原因で起こる萎縮病などになって起こるらしい。どちらかというと肥料過多かな。
日本で栽培される野菜には酸性土壌を嫌う野菜が多い。土壌のph強制によく使われる資材として、石灰があるが石灰には主に3種類あり、消石灰・苦土石灰・有機石灰というものがある。(まだ細かく分けると生石灰、炭酸カルシウム、石灰窒素などもあるが割愛)
今回は有機石灰を使った。理由としては、家の在庫がそれしかなかったからだ。牡蠣殻石灰を使うメリットとして、石灰の中でもアルカリ成分が低く、46%前後程度。加減を間違って、撒き過ぎたとしても、過剰施肥になりにくいこと。初心者でも使いやすいから安心。しかも、牡蠣殻石灰を使うメリットとして見逃せないのが、多くのミネラル分(微量要素)を含んでいることだ。牡蠣殻のほかにも貝化石(シェルボード)という、古代の貝やヒトデが化石になったものを砕いたものがある。これは牡蠣殻よりも、もっとアルカリ成分が低い35%以上になってくる。ともあれ、石灰大好きな玉ねぎはこのことにより甘くなるようだ。
とにかく、収穫まであと1ヵ月くらいか、、、元気に育ってほしい。慌てて対応したのでした。反省点としては、もう少し早く石灰などを撒いておくべきでした。これを教訓にします。
●私の石灰エピソード
私が小学校5、6年生の時?兼業農家だった祖父の家には畑で使う多分アルカリ成分強めの消石灰が、家の廂の下に広げられている時期があった。今は見かけないが、当時年に1回は見ただろうか。何の作物に使ってたかは聞かないとわからない。(おそらく、水稲の田んぼ)。私と私の兄弟、いとこの4人で消石灰を雪合戦ならぬ「消石灰合戦」をして遊んでしまったのだ。そして、いとこが投げた消石灰の塊が私の目に入り病院行きになった。もちろん眼帯。大事にはならなかったが、目に染みて目が赤く充血し、かぶれた。その期間は父から「伊達政宗みたいでかっこいいやんか」と冷やかされる始末。話は脱線したが、一番言いたいことは、子供は何をするかわかりません。子供が遊ぶリスクも想定して、資材の管理はきちんとしましょう。ということ、、、、、。
本ブログは私が挑戦する過程での学びの記録という役割もあるので
農業資材についての詳細な解説やそれぞれの野菜の特徴なども今後詳しく投稿していく予定。