高菜踏みバイト

4月3日、4月4日は講師の先輩のご親戚のお宅へ高菜踏みのバイトに行った。

2日間でトータル13時間高菜を踏み続けた。

意外と散歩好きな私の足腰は持ちこたえた。

この前のおばあちゃんのところとは漬け方が違う!

根っこ部分を外に向けている。

考えてみると余計な光は入らなそうな桶。しかも、蔵の中に置くので日陰で保存される。

使う材料は高菜漬けにはよく聞く塩、ウコン、唐辛子ぐらいのシンプルなもの。

ご主人が高菜を敷詰め、塩とウコンを配合したものを振りかけ、唐辛子をパラパラと

まいたら、「次こっちね。」そして私が「はい!」という風に桶を移動していく。

奥様は、干している高菜を回収しつつ根っこを切り返し、大中小のサイズに分ける。

これが桶いっぱいになるまで何段も踏みながら漬けていく。

しかも、桶ひとつではなく同時に5、6個の桶を順繰り踏んでいかなければならない。

初日は私を含め3人で踏んでいたが、2日目は私一人で時折、ご主人が一緒に踏んでいた。

こんな作業を長年やってきているんだもんねぇ、、、、本当にすごいな。

どんな人が注文来るんですかと尋ねると

「こんだけ漬けても、一年かからずに売り切るんよ。」

「福岡を離れた人が故郷の味が忘れられんくて、いっぱい注文がくるんよ。」と言っていた。

帰りに高菜の脇芽を漬けた方を頂いて帰った。

帰ってすぐに食べてみた。

むちゃくちゃうまい!下手したらもう、おかずいらんのよ。日によっては高菜漬けオンリーで十分。

塩加減は絶妙、塩抜きなど不要だった。

脇芽はいい意味でのえぐみ、青臭さがある。ちりめんじゃこなんか和えたらおいしいらしい。

やっぱり高菜は福岡のソウルフードやな。

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